2022年7月
「デフレ時は公務員のボーナスを上げよう」
国家公務員の夏のボーナスが、過去最大の減額だそうですね。
そんなニュースを聞いて「こんな不況なんだからまあしょうがないよな…」と思いますか?
結論から言うと、これ完全に間違っている政策です。ダメです。
逆に「この不況に何やってんだ!」と怒らなくてはいけません。
ことデフレの時は、公務員の給料を増やさなくてはいけないんです。
不況とは、世の中にモノやサービスがうまく巡っていない状態です。
モノやサービスが足りなくなって巡らなくなると物価はどんどん上昇し「インフレ」になりますが、モノやサービスを買う人が少なくなって巡らなくなると物価はどんどん下落し「デフレ」になります。
どっちもあまり良い状態ではありません。
いま日本ではそれが同時に起きていて大変な状況です。
「購買力が無いのに物価だけが上がる」という「スタグフレーション」になっているので、ある意味最悪な状況と言えるでしょう。
政府としてやるべき事はいろいろありますが、物価を下げることはすぐさまできるのだから今すぐやるべきでしょう。何しろ物価の10%分は政府が上乗せしている分なんですから。
モノやサービスの確保はすぐさまできることではありませんが、これもゆくゆくはできる限り自前で用意できるように、中長期的な視点で育てていかなくてはいけないでしょう。
それでもって「公務員の給料」の話ですが、お金が足りなくてモノやサービスが巡っていないのだったら、社会の中を「流れるお金」を増やさなくてはいけません。
その流入口の一つが、公務員なんです。
政府が、公務員を雇って、お金を渡して、働いてもらう。
そのお金は、生活費として使われ、私たちの社会に流れ込むのです。
ですからそこを絞ったら、ますますお金の流量が減ってしまうのです。
現時点でいろんな流入口が考えられます。
「作物を育てて〜」と言って、畑を耕してもらっても良いでしょう。
「子どもを産んで育てて〜」と言って、子育てしてもらっても良いでしょう。
「新エネルギーを研究して〜」と言って、研究してもらっても良いでしょう。
それは何も公務員というものだけでなく、いろんなお金の流入口を世の中のあちこちに設置していくということです。
必要ならばいくらあっても良いと思います。
あらかじめ増えすぎたとき用の排出口をきちんと用意しておけば良いんです。
つまりある水位にまでお金が増えすぎたら、そこからジャバーッと排出される排出口です。あるいはこっちに流れたら困りますっていうところにも用意する。
お金の流れがあるところは必ず人もモノも寄ってきて、そこを上流とした営みが巡り始めることでしょう。流れが滞らずに巡っていれば、それは健全な社会になってゆくのです。
もちろんお金の流入口には、変なのも寄ってくるでしょうが、必要なのは「滞り」を感じるセンスです。
「滞り」を感じたら、掃除をして、風通しを良くして、流れを良くして、それでもってその閊えた部分に日の光でも当ててあげれば、また気持ち良く流れていくことでしょう。
2022年09月30日
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