2021年7月
「排除ベンチに考える」
都市のデザインというのは、そのまま都市の思想であり、そこに住む人たちの思想だと思います。
「排除ベンチに抵抗した制作者のせめてもの思い」:withnews
日本の他の街の事情はよく知りませんが、東京の街は歩いていてもベンチはそんなに多くはなく、またたとえあったとしても座面に妙な突起が付いていることがよくあります。
「ここで横になるんじゃねーぞ」ということを訴えるデザインなのでしょうが、何とも無粋でケチくさくって、初めて見た時からまったく好きになれません。
「ここに自転車とめるんじゃねーぞ」のつもりで道脇に並べてあるパイロンも、ケチ臭さとセンスの無さが鼻について何だかイヤな気持ちになりますが、この「排除するベンチ」もまったく美しさを感じません。
「人間ってもう少し『美しい存在』なんじゃないんですかね?」ということを思わず問うてみたくなるようなデザインですが、もしそういう疑問を投げかけようというアート作品なのだとしたら見事に成功していると言えるかもしれません。
でもそうじゃなくって、本気で置いてあるんですよね…きっと。
これを見て「美しくないなぁ」と思うのは個人的な主観に過ぎないのかも知れませんが、でも同じように感じた人がやっぱり世の中にはいて、そして何とか格闘していたということをこの記事で知りました。
人はもっと美しく在ることができるし、街ももっと美しく作れると思うのです。
美しく問題提起してくれた田中元子さん、ありがとう。
2021年10月22日
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