2021年2月
「ネグレクトと腸内細菌」
「ネグレクト(育児放棄)に腸内細菌が関係しているかも知れない」という興味深い論文が出ました。
「ネグレクトを発症させる腸内細菌を発見…」:ナゾロジー
また非常に面白い研究データが出てきましたね。
そもそも研究者の方たちは何でこんな関連性を研究しようと思ったのでしょうかね? 発想がすごい。
論文によると、大腸菌「O16」に感染したマウスから生まれた子どもは異常なほど痩せていて、原因を調べると授乳や世話がほとんど行なわれていないネグレクト状態であったということです。
いやぁ、「腸(大腸菌)」と「育児」とを結びつけるとは、なかなかトリッキーな発想で、素晴らしい研究だと思います。
まあ今回はマウスの研究ですが、人間の腸内環境と心身の関連性の研究も、もっともっと進んでいって欲しいですね。
「腸内環境」という考え方はずいぶん市民権を得てきたと思うのですが、それでも体内の微生物がその生体の精神状態や具体的な行動にいたるまでかなり深く影響を及ぼすという考え方は、人間の自我や精神に価値を重く置く考え方からすると、なかなか迂闊に同意することのできない考え方であるかも知れません。
だって「人間は微生物に操られている」ってことにつながってきますからね。それは宗教の教義によっては神様と人の関係まで揺らがしかねない由々しき考え方でありましょう。
でもまあ宗教のようなオーソドキシーも時流に合わせて微妙に変容していく時代かも知れません。それこそ人と微生物がともに影響し合って変容していくように。
まあともかく、子育てに疲れてしまっている人に必要なのは、必ずしも「愛の大切さを説くこと」ではなくて、「ギューッと抱っこ」してあげたり、「ぬか漬けや手前味噌をご馳走」してあげることだったりするのかも知れないなぁ、と思った記事でした。
あぁ、初女さんのおむすび、一度食べてみたかったなぁ…。
初女さんの手の微生物をいただきたかった…(笑)。
2021年10月22日
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