2020年1月 愉気の会
「冬の食べ過ぎ」
今月の愉気の会は年末年始の「食べ過ぎの調整の手当て」の実習をしました。
年末年始はご馳走を食べる機会も多く、ほとんどの人が食べ過ぎの状態になりがちです。
整体では「冬は減食する時期」と言われますが、そもそも冬という季節は、夏のあいだに生い茂った植物たちも枯れて、山にも里にも食べ物が無くなってしまう時期なのです。
だからこそ山の住民であるクマやリスたちも引きこもって冬眠してしまうわけですが、私たち人間は夏や秋の間に保存食を作ってそれを細々と食いつないでいくという道を選びました。
そして何とか芽吹きの春まで持ちこたえるという暮らしを千年以上続けてきたわけで、そう考えると私たちのからだは、冬はわずかな食料で十分生きていけるように対応しているはずなのです。
ところが技術の急速な進歩は私たちの冬の過ごし方を一変させました。冷凍技術や輸送技術の進歩は、はるか遠方の地で採れた食物でさえ、新鮮なままに私たちの食卓に届けることを可能にしました。
それはとてもとてもありがたいことで、そのおかげで厳しい冬も食料が乏しくなるどころか、世界各地から集まった食材が山のようにあふれる時代です。
そして年末年始を挟んだこの季節というのは、クリスマス、忘年会新年会、お正月、節分、バレンタインといろんなイベントが立て続けにあって、そのたびにご馳走を食べてお祝いをするので、ひょっとしたら夏バテしている夏よりも多く食べているかもしれません。
食料が乏しくなるはずの冬にそれだけ食料があるのは本当にありがたいことですが、千年以上、乏しい食料から必死に栄養を摂取して何とか厳しい冬を乗り越えようと働いてきた消化器からすると、ある意味逆方向に過酷な状態と言えるかもしれません。
ですから冬は消化器をいたわる季節と覚えて、まず食べ過ぎないように気を付け、そしてちょっと食べ過ぎてしまったなというときには、消化器のケアをして過ごすと良いのです。
消化器がくたびれてくると胃腸炎などにもかかりやすくなりますから、膝上までお湯に浸かる「脚湯」や、手の親指と人差し指のあいだの「上肢第二調律点」など、消化器の手当てを活用しながら、この寒い季節を乗り越えてもらえたらと思います。
2020年02月21日
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