2017年1月 愉気の会
「関係性と病い」
今月の愉気の会は野口晴哉の著書「病人と看病人」の話から始まりました。
野口先生の本には「潜在意識教育叢書」と呼ばれるシリーズがあって、上記の本の他にも「背く子背かれる親」とか「嫁と姑」とか、人間関係の中で動いているものを描いた本がいくつかあります。
それは病いというものが、決して個人のからだの中だけで起こることではなく、心理的なものから人間関係や環境も含めて、さまざまな関わりの中から生まれてくるものであるということなのです。
肝臓病になった人が、肝臓移植をして元気になった後、数年もしないうちに再び肝臓病になってしまったという話がありますが、その方の肝臓病は肝臓に原因があったというよりもむしろ、それ以外の臓器や暮らし方そのものに問題があったのかもしれません。
原因と結果は必ずしも隣り合わせにはありません。さまざまな歪みが肝臓という臓器にたまたま表われていただけなのだとしたら、たとえどんなに健康な肝臓を持ってきたとしても、その方はくり返し肝臓病になることでしょう。
同じように子どもに何か変動や症状があったとき、それが子ども自体に原因があるというよりも、家族全体の問題や歪みが子どものからだやこころに表われているということもあるのです。
自分が何かを問題だと思ったり、何かについて悩んだりしているのだとしたら、自分自身がすでにそのことについての一端を担っている当事者なのである、という感覚を持つことは実は非常に大切なことです。
多くの人がそのような感覚を持つことができたなら、世界はずいぶん変わってゆくことでしょう。
今回の講座の開催日である1月6日は、キリスト教では生まれたばかりのイエスの元に東方の三賢者が訪れた日(公現祭)となっていて、家族でパイ菓子などを食べてそのお祝いをする習慣があります。
パイの中にはフェーヴと呼ばれる陶器製の人形が入っていて、それが当たった人にはその一年幸運が訪れるといわれていて、王冠をかぶってみんなにお祝いしてもらいます。
我が家でも毎年、代官山のイル・プルー・シュル・ラ・セーヌのピスタチオの入ったガレット・デ・ロワ(絶品!)を正月に家族で食べるのを楽しみにしていますが、今回は妻が手作りのアップルパイを焼いてくれました。もちろん中にはフェーヴが入っています。
誰が当たるかと自分のパイを選ぶときから子どもたちは真剣そのもの。ひょっとしてケンカになるんじゃないかと冷や冷やしましたが、何とか平穏の内に子どもたち全員にパイを分けることができました。
ちょっとした新年のサプライズが皆さんに喜んでいただけて、私も妻も大変嬉しく仕合わせな気持ちになれました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
2019年06月21日
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